行政書士合格物語ブログ:20120108

中国人の彼女にプロポーズされたのは
大学卒業の直前だった。

ママは反対した。
彼が気に入らないからではなく、中国が遠いからだ。

ママも田舎出身のパパと結婚するとき、
同じような理由で祖母に反対されたそうだ。
また、一人娘の俺を遠くへ嫁がせたくないのも本音であった。

そんなママの気持ちを心の奥底にしまい込み、
俺は卒業と同時に中国人の彼女と結婚した。

新婚生活は貧しかったが、平穏で幸せだった。
俺はこれまで勉強一筋で料理、家事に無縁だった。

夫はそんな俺によく辛抱してくれ、
休日には台所に入って料理もしてくれた。

夫の自慢料理は、
友人の間でかなり人気のある焼き餃子だ。

しかし、
その餃子を食べると無性にママの味が恋しくなった。
記憶を辿りママの料理姿を思い出しながら作ってみたが、
餃子は穴が開くし、肉まんは膨らまない…
何一つうまくできなかった。

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90年代初期の中国の一般家庭には
電話もファックスもなく、日本からの国際電話の料金は非常に高かった。

1ヶ月に一回だけ決まった時間に
ママの勤務先へ電話をかけた。
日本の生活の様子、両親の近況など聞くだけで
あっという間に1時間が経ってしまう。

当時、1時間の国際電話料金は約1万円で、
薄給の俺たちにはかなりの出費だった。
俺の郷愁を癒すには惜しくなかったが、
レシピを聞くにはもったいなかった。

「何を食べているの?」とママは毎回聞く。
料理のできない娘のことが心配だったのだろう。
「スーパーへ行けば何でもあるから、便利よ」と
ごまかすことしかできない俺だった。

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2012年1月8日 | コメントは受け付けていません。 |

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